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今週の一冊

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「脳内麻薬」 中野 信子著(幻冬舎新書

 

 何かを成し遂げ、社会的に評価されて喜びを感じるとき、友人や家族や恋人から感謝やお祝いの言葉を聞いて幸福感に包まれるとき、私たちの脳の中では、快楽をもたらす物質「ドーパミン」が大量に分泌されています。

 この物質は食事やセックス、そのほかの生物的な快楽を脳が感じるときに分泌される物質とまったく同じなのです。

 

 つまり快楽とは、ヒトが目的を達成するための妨げになるものではなく、給料や昇進という報酬がなかった時代から、ヒトの脳が用意した「頑張っている自分へのご褒美」なのです。

 このご褒美は時には生理的欲求を打ち負かすほどのものですから、非常に強力です。一つ間違うと、頑張らずにご褒美だけ求めるようになります。

                         〜前書きより〜

 

アルコール、タバコ、薬物、ギャンブル、ネット、ゲームなど現代社会では様々な依存症で苦しんでいる方が多いともいわれます。また、本人だけでなく家族や周囲の方々まで、その苦しみに巻き込んでしまうかもしれません。人が依存症に陥るメカニズムを、脳科学の視点からわかりやすく解説している本かと思います。人生を自分らしく楽に生きるヒントが得られるかもしれないお勧めの一冊です。