こんにちは!メグシィです!

カウンセリングルームメグシィと、発達支援ルームからあなたへ贈るブログです。

和と洋

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鶴岡カトリック教会天主堂。観光案内によると、明治36年に建てられたロマネス様式教会建築の傑作として国の重要文化財に指定。元々は、庄内藩家老屋敷後に建てられ、現在は幼稚園の敷地内にある赤い塔屋が目を引く白亜の殿堂。

 

遠くからも赤い塔が目立ち、入り口は武家屋敷の門構えで不思議な組み合わせ。

文明開化の明治時代といえども、和の文化が色濃く残る時代に、まして武家屋敷にどのようないきさつで建てられたのだろうと思いました。一度中に入って見てみたいと思いつつも、何せ幼稚園、おじさんが入って不審者に思われたらとの思いから遠慮していましたが、休園日に通りかかり教会の内部まで見学することができました。

 

中に入るとステンドグラスとは違う技法で作られた「窓絵」や「黒い聖母マリア像」など、この教会でしか見られない世界的にも珍しいものがありました。実際に自分の目で見ないとわからない、建物の外観や珍しいものの美しさ。何事も興味を持って一歩踏み込んでみることの大切さ改めて感じました。

 

自分自身の周りを見てみても、自分の価値観や先入観でスルーして見逃してしまっているものが多々あるかもしれません。何事にも興味や関心を持ってみること、これは人に対しても通じるかもしれません。時には自分の視野を拡げてみるための心の余裕作ってみませんか。

森林文化都市鶴岡

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この連休はあいにくの雨模様、遠出は諦めて近場での森歩きに行ってきました。写真は、ケヤキの森、稲刈りの終わった田園風景を背景に、素晴らしいケヤキの木立。お天気が良ければ、ハンモックでも吊るして昼寝でもしたいと思ってしまいました。

 

行き先をネットで調べていると、鶴岡は森林文化都市を目指しているとのこと。「つるおか森の散歩道 20選マップ」も発行して、森と触れ合う機会を提供したり、ドイツのシュヴァルツヴァルトと友好協定を結ぶなど森を文化的なところから捉え、森林と市民の新たな関係を創造していこうとしていることを知りました。

 

確かに、鶴岡に来た最初の印象は緑が多いこと、近場の森でもブナ林に出会うなど、九州や関西での生活が長かった私からしたら驚きでした。西日本でも、滋賀、京都、福井にまたがる芦生の森や鳥取の大山など素晴らしいブナ林はありますが、身近にその素晴らしさを感じ取れる環境は、森林療法をカウンセリングに取り入れたいと考えている私には最高の環境です。

 

秋も深まってきました、鳥海山や月山では紅葉は終わっているかもしれませんが、低山や近くの森ではこれからがちょうど見頃かと思います。森林文化都市として目指すテーマのひとつに「感性豊かな子どもの育成」があります。時には、お子さんと自然と触れ合い歩きながらの会話を楽しむ、そのような森歩きしてみませんか。

年輪

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国指定 天然記念物 「山五十川の玉杉」樹高36、8m、幹の太さ11、4m、樹齢は1,500年くらいと言われる。名前の由来は、樹姿が球形なところから「玉杉」と呼ばれ、全国でも稀に見る見事な杉だそうです。

 

このシルバーウィーク鶴岡の街を知ろうと、車であちこち回っている時に、案内を見てふと立ち寄ってみたら、あまりにも見事な杉でびっくりしました。さすがに熊野神社の御神木でもあり、囲いがあって触れることはできませんでしたが、屋久島に登山に行った時に見た「縄文杉」と同じくらいの感動でした。

 

1500年前というと、日本は縄文時代でしょうか。その時代から厳しい自然と向き合いながらも年輪を重ねて、現在もこのような立派な姿を見せてくれているなんて驚き以外にありません。また、しっかりと見守ってこられた地元の方々も素晴らしいと思いました。

 

それに比べて人の人生は、はるかに短く、苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、思うようにいかない、そのようなものかもしれません。しかし、一年一年歳を積み重ね今の自分がある、それはそれで素晴らしいことだと思います。今日から10月、今年も残すところ3ヶ月、この一年はみなさんにとってどのような年でしたか?季節も変わり目、時には振り返ってみるのも何かに気付く機会かもしれません。

パンの耳

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パンを買いに行った時に、レジにご自由にお持ちくださいと「パンの耳」が置いてありました。懐かしくなって、ついもらって帰りました。子供の頃、母が油で揚げて砂糖をまぶしておやつにしてくれたことを思いだします。五円玉を握りしめて駄菓子屋に行っていた当時としては、最高のおやつのひとつだったかもしれません。

 

子供の頃、パン屋さんでは、必ず店頭に置いてあった記憶がありますが、最近はめったに見ることも無くなったような気がします。ネットで調理方法を調べてみると、びっくりするぐらい数多くのレシピが紹介されていたので、買ったパンの耳を切り落として調理している方も多いのかなと想像してしまいました。

 

最近は、エコの影響なのか食材も無駄なく、それも美味しく調理する発想が広まってきているようにも思います。そして、シンプルなライフスタイルであっても、豊かで満ち足りた生活を満喫されている方の記事も雑誌等でよく見かけます。みなさんもそれぞれのライフスタイルを満たしながら日常を送られているかと思います。

 

自分に合った生き方を見出していく時、自分自身が持っている資源をどう効果的に活かしていくかが大切と考えられています。みなさんは、自身の中にどのような資源をお持ちでしょうか。興味を持って知識や情報を蓄積することも大切かと思いますが、時には視野を拡げて、自分自身のより良き未来を構築する資源を見出してみる。秋の夜長、そのような時間を作ってみてはいかがでしょうか。

メグシィお勧めの一冊

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愛着障害・子供時代を引きずる人々」

いっぱい だっこしてあげてください。お子さんの幸せのために

岡田 尊司著(光文社新書

 

「本当の問題は、発達よりも愛着にあった!」表紙カバーのこのタイトルが目に止まり購入。

カウンセリングの現場でも、気持ちを受け取めてくれる、わかってくれる、安心安全な気持ちで向き合える人が側にいることの大切さを感じる機会が多々あります。

 

人間が幸福に生きていくうえで、もっとも大切なもの - それは愛着である。

愛着とは、人と人との絆を結ぶ能力であり、人格のもっとももっとも土台の部分を形造っている。(~本分より)

 

人の性格形成や親子・対人関係の問題などに影響を与えるとも言われる子供の「愛着行動」、子供時代だけでなく、大人になってもその人の人生に影響するもの。大人になったら忘れ去ってしまっている幼い頃の日々。

 

これからの人生、「よりよく生きたい!」、っと思っている方、子供さんとどう向き合ったらいいかお悩みの方など多くの方に読んでもらいたい一冊です。

 

ガイドブック

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この夏休み、何処に行こうかとガイドブックを広げてみました。写真は鶴岡に来て以来、行ったところなどでもらってきたものの一部です。改めて見てみると、庄内地方には良いところがたくさん、ここにもあそこにも行ってみたいと思ってしまいました。

 

初めて大阪から鶴岡に来ることになった時は、山形県ってどこ?鶴岡ってどのあたり?という状態。仙台からの高速バスに乗ってきて、月山、鳥海山、そのすそ野に広がる庄内平野が目に飛び込んできた時に、やっとロケーションがつかめました。そして、その光景の素晴らしさに感動して、山の知識も少しは役に立つものだと思った記憶があります。

 

それからは、地図やガイドブックを眺めては、鶴岡・酒田周辺の近場にはなりますが、暇を見つけてあちこちに行って街並みや、美味しいもの満喫。その時、行先の地図や周辺情報が少しでも頭に入っていると、あまり迷うこともなく目的地に行けて楽しんで帰ってくることができました。

 

ところで、みなさんは自分の人生のガイドブックを作られていますか。人の悩みの一つに、先が見えない不安があって、しっかりと将来がイメージできることで安心感が生まれるとも言われます。時には、人生の棚卸をしながらこの先何処に行きたいか、将来のビジョンを思い描く時間を作ってみてはいかがでしょうか。

ストレスチェック

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流れ落ちる滝、滝壺のそばに行くと、不思議と清涼感、清々しさを感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、私たちの日常では知らず知らずのうちにストレスのシャワーを浴びているかもしれません。家庭、職場、社会生活で、私たちを取り巻く環境では、ストレスを感じない生活は考えられないかと思います。

 

昨年6月に公布され、今年の12月1日に施行される、厚生労働省労働基準局の「労働安全衛生法に基づくストレス制度実施マニュアル」を読み返してみました。このストレス制度の主な目的は、「労働者のストレスの程度を把握し、労働者自身のストレスへの気づきを促すとともに、職場改善につなげ、働きやすい職場づくりを進めることによって、労働者がメンタルヘルス不調となることを未然に防止すること(一次予防)」と記載されていました。

 

定期的に健康診断を行うように、メンタル面も定期的にストレスチェックを行って、働いている方々の自らのストレス状況への気づきを促し、会社と共に軽減を図ることが、不調に陥ることを未然に防止する一次予防につながる。その大切さを改めて感じました。未然に防止ができないと、メンタヘルス不調に対する対応、職場復帰への支援など、二次、三次の対応が求められます。

 

皆さんはストレスを感じた時、どのように対処されていますか?自分なりの対処法をお持ちの方、気持ちの切り替えが上手な方もいらっしゃれば、ちょっと弱いなっと思う方も。気をつけて頂きたいのは、ストレスをストレスと感じない、我慢して頑張りすぎる場合ではないかと思います。時には、心の安定度をチェックして、ストレスと上手に付き合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。