こんにちは!メグシィです!

カウンセリングルームメグシィと、発達支援ルームからあなたへ贈るブログです。

どうしたらいいのかわからない

じぶんを抑えていろいろと乗り越えてきた女性からの質問に答えました。

 

どうすればいいのかわからない・・・

 

初めまして。宜しくお願い致します。

私は既婚者(結婚9年目)、子供ひとり(6歳)、45歳です。

夫は集団行動が苦手、自営業、頭の回転が早く、なんでもそつなくこなせるタイプの人です。

一方、私は不器用で、全てにおいて時間と努力を要する人間です。

結婚の際、私の母親の猛反対etc.によって夫に精神的負担を負わせた事もあり、結婚した後も、夫には常に罪悪感と負い目を感じながら生活しています。

そのため、夫には反論したりする事もほとんど無く、何かあるたびに『ありがとう』『ごめんなさい』の繰り返しです。

子供が幼稚園に通う時にも、夫が自宅で仕事をしており、私は外での仕事のため、夫に幼稚園の送迎や習い事の送迎、食事、お風呂etc.を夫に頼まざるを得ず…

それもあって、なおさら肩身の狭い思いで毎日を過ごしています。

私がどんくさいせいか、夫は色々な場面でイライラしているようです。

色々な事を私には任せておけないと思っているようで、今回の家の片付けも夫が一人でするから…と言ってやっています。が…片付けるのは良いのですが、なんでもかんでもポイ捨て状態で新品の物まで勝手に棄てられます。

言葉の使い方にも目くじらを立てられ…最近は子供の前でも意見されます。

せめて子供の前では明るく…と心がけているのですが、今夜は涙が出てしまいました。

いつまで頑張ればいいのかなぁ~と思うと、悲しくなります。

ちなみに、夫は三人兄弟の真ん中(姉、妹あり)で、小さい頃から自分の思い通りにならないと駄々をこね、周りが我慢していたという話を聞きました。

夫の姉妹共に、『兄弟だからそれなりに付き合うけど、(自分だったら)そんなに我慢出来ない』と言われます。

夫はなんでも自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなります。

夫に対する罪悪感と負い目から、ほとんど自分を抑えて今まで乗り越えてきましたが…少し疲れました。

いつまでこんな日が続くのかと思うと憂鬱です。

以上が質問内容です。

質問に対する答えは下記の通りです。

 

以下質問に対する答えとなります。

 カウンセリングは、クライエントとカウンセラーと共に作っていく一つの作品のようなものです。クライエントとカウンセラーが同席し、お互いの表情や声のトーンなど(話す言葉以上に大切な時もありますので)確認し合い、信頼関係を築きつつ行われる共同作業です。

ですから、今行っているのは、限られた情報の中で複数の考えていかなければならない事もありますが、カウンセリングというより、一種の人生相談と受け止めて考えを述べさせて頂きます。

一方的な見方になる場合も多々あると思いますが、ご了承下さい。

 

一点目、お母さんに猛反対を受けたとあります。これは、全く貴方が負い目を感じる必要のない事だと考えます。一旦結婚した限りは、神様の前でお互いよき家庭を築き、終生添い遂げると誓ったはずです。一方が一方に、死ぬまで罪悪感を感じる必要は全くない事だと思います。ただ、何かあるたびに「ありがとう」「ごめんなさい」とおっしゃる事は素晴らしい事です。人間、慣れてくると感謝の言葉を忘れてしまうので…。

 

二点目、旦那さんは、子供の送迎や食事の準備等して下さるとの事ですが、大変素晴らしいと思うと同時に、それが普通の姿だろうと思うのです。いろいろな仕事の形態があります。現状を冷静に振り返り、互いにできる範囲内で補い合うのが、夫婦であると思います。

 

三点目、夫婦生活は、今日一緒にいて幸せか問う修業の場であると思います。全く価値観の違う同志が出会い共に生活するのですから、相手の話す事・成す事すべてが異星人のように感じる事もあるでしょう。そうして、自分と技能も価値観も違う相手と腹を立てずに、今日もいい一日だったと振り返るためには、相手の欠点全てを受け入れ、気にしない生き方をするしかないと思います。貴方が、ほとんど自分を押さえて乗り越えてきたとおっしゃっていますが、なんでも自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなっていた旦那さんが、家事を細々とやってくれている事を考えると、よく頑張っていると思います。

 

大切な事は、自分が出来ないところをカバーしてくれる旦那さんに申し訳ないと卑下の心を持つよりも、本当にありがとうという事を言葉と態度と笑顔で伝える事だと思います。人間の本能として、他の人から喜ばれる事をして、他の人からありがとうと言われる事が、幸せだと気付く日が来るでしょう。

 

申し訳ない…ごめんなさい…という罪悪感の中では、幸せな毎日が来ません。自分を抑えないで一緒に生きていられる喜びを絶えず伝え続けてほしいと思います。

小さな事一つ一つに、○○してくれてありがとう。嬉しいです。と言われ続けると、人としての本能が目覚めます。そうして他の人から喜ばれる生き方は、子供達にも伝わります。

旦那さんの心にしみていくのも、子供と貴方が笑顔で毎日過ごす日々が目の前です。

 

私の思いを受け止めて頂ければ幸せです。ありがとうございました。