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タバコとうつ病

 後悔していることの一つに、タバコの喫煙がございます。二十歳になった日に、中野の友人のアパートで「ひばり」、つまり「ラーク」という、洋モクなんか吸っちゃいました。ラークを吸うとラークになるわけでもなく、ニコチン中毒の道をひた走りに走りました。しかし、食後の一服はおいしかったです。

 後年、一年間、中学校で講師をしておりました。その時、学校でタバコを吸っていたお子さんたちに、「おめだぢ、今からモグなの吸うど、アホなっど、せづげだごどやめし」訳すと、「君たち、タバコなんか今から吸っちゃうと、おばかさんになるから、そんなことやめたらどう」というところです。そういいながら、自分は、五十本入りの缶ピースを一日一缶吸っていました。

 さて、吸って吸って「けつから煙出でくっぞ」訳すと、「おしりから、煙が出てきちゃうよ」等と、おじから注意を受ける頃は、完全にニコチン中毒になっていました。

 その当時は、学校の中でも禁煙教育はありませんでした。手を伸ばして、人指し指と中指を揃えると、細かく震えるんですね。禁煙教育が始まったのは、ここ数年だと思います。タバコの害がこれでもかという位映し出される不気味なビデオを視聴します。そして、タバコを吸った分のお金を、貯金すると、高級自動車が買える仕組みになっておりました。タバコの害と言えば、発がん性物質を発生させることがあげられますが、毛細血管を急激に収縮させることで、身体全体の血流の流れが悪化することもあげられます。

 毛細血管を収縮させるのは、タバコだけではありません。ストレス全てがそうです。怒鳴られたり、罵声を浴びせられると、筋肉がかたまり、血流が滞ります。うつというのは、脳に巡る血液の流れが、いつも滞った状態の中で起きます。いつも、新鮮な酸素を供給しなければならないのに、呼吸が浅くなるために、それもできません。ですから、発がん性物質は生じなくても、脳の機能を低下させることによって起きるようです。

 このように考えると、毛細血管を収縮させ、脳への血流を滞らせ、ひいては、心臓の機能をも低下させていくのです。うつは、こころの病気から、脳の病気へと進行していくことがわかりました。

 タバコは、喫煙期間と本数によって、後遺症の残る程度を知ることができます。しかし、うつは、周囲から受ける、ストレスの大きさによって全くその影響は予測不能です。

 山形県は、自殺率が高いと言われています。働き盛りの人が、突然死のような自殺を遂げることがあります。タバコは、煙でサインがわかりますが、うつのサインは見逃されがちです。あなたの周りには、笑顔と、おなかの底からの笑い声がひびいているでしょうか?

 タバコの火は水に弱く、うつの初期は笑いに弱いようです。