こんにちは!メグシィです!

カウンセリングルームメグシィと、発達支援ルームからあなたへ贈るブログです。

うそをついてしまう

自分の気持ちをうまく人に伝えられないというお悩みを持つ大学生の方からの質問に答えました。

うそをついてしまう・・・

私は今大学3回生です。

 

私は今大学生活がとても苦しいです。

バイト先での人間関係も、

友達関係も全部が苦しくてたまりません。

 

私は自分の気持ちを伝えることが苦手です。

私は人がとても怖いです。

人と仲良くなることができません。

人との関係を作ることができません。

 

常に何か、話をごまかそうとして

うそをついてしまいます。

 

私は嫌われているんじゃないか、

私は何か間違ったことを言っているんじゃないか

私は慕われていないんじゃないか

私はだめな人間だと思われているんじゃないか

 

そんなことがうずまいて、

誰かと話をするとき、

何を話せばいいのかわからなくて

目が泳いだり

胸が痛んだりします。

 

それでいて、

集団から逃げようとする癖があります。

サークル、バイトなど、

自分から参加しておいて、

だんだんつらくなって、

連絡を返せなくなって

そのまま消えてしまいます。

 

どうしたら、もっと人とうまくかかわれるように

なるのでしょうか?

アドバイスをいただきたいです。

以上が質問内容です。

質問に対する答えは下記の通りです。

 

ご質問頂き、ありがとうございます。

カウンセリングルーム メグシィ代表の水原です。

 

私達カウンセラーは、来談者と対面しながら心を傾けてお話を聞き、相談の内容を仕訳けしたり、整理するお手伝いをするのが仕事です。そして、あくまでも来談者の方が自ら、これからの進むべき道を自力で見つける為の伴走をする仕事です。ですから、これからのご提案は、一方的なものになり価値な点ご了承の上、参考にして下さい。

 

「嘘をついてしまう」と言われると逆説のようですが、「嘘をつくなと俺は言わない」とすぐ反応してしまいます。この一節は、「人間のうた」という詩の一節です。みゅあさんの相談の中には、人間関係の悩み、自己嫌悪の悩み等が渦巻いていらっしゃいますね。私もそうでした。

そんな時、この詩を子供達と一緒に読んで、自分の心を奮い立たせたものです。卒業生にも贈りました。家族内の揉め事で迷っているS君にも贈りました。すごく長い詩ですが、一節ずつ味わって欲しいと思います。そして、みゅあさんと同じように悩んでいる人達に紹介してほしいです。この詩を一緒に読める人とは、同志と思って付き合えるかと思います。

 

人間のうた   深澤義旻  

 

「うそをつくな」と、おれはいわない

大事なときに、うそをつかなければいいのだから

大事なときとは、自分を不幸にするかどうかというときだ

 

「くそまじめにやれ」と、おれはいわない

くそまじめにやって損をすることが多いからだ

だけど、やらなければならないときは

どんなにつらくても、苦しくても、やりぬかなければならない

それは、自分をだめにするかどうかというときだ

 

「けんかをするな」と、おれはいわない

つまらないことでしなければいいのだから

つまらないけんかとは、 みにくい感情の剥きだしのことだ

そこからは、なんにも生まれてはこないのだ

だからけんかは、つとめて避けるがいい

 

だが、始めたら 相手の息の根が止まるまで

もしくは、相手が完全に「まいった」と音を上げるまで

やめてはならない

なまはんか、相手に同情して手をゆるめたら

反撃されて、こちらの負けだ

 

「だれとでも仲よくしろ」と、おれはいわない

ほんとうの仲間と仲よくできればいいのだから

ほんとうの仲間とは

手をにぎりあい、肩を叩きあいながら、 自慢話をしあえる相手のことだ

 

「いつも誰にも素直でいろ」と、おれはいわない

素直になるもならぬも、 それは相手によりけりだ

言ってることはほんとうか、

それは、ほんとうによいことか、よくないことかを

よくよく確かめてからにしたらいい

たとえ、どんな相手でも、決しておそれず、ばかにしないでだ

 

相手の目つき顔つき、ものの言いかたを

おちついて、よく聞き、見ていれば、たいがいピンとくるものだ

人に対する無条件な素直さではなく、真理に対する素直さをもつことだ

 

「まちがいや失敗をするな」と、おれはいわない

大事なことをまちがえなければいいのだから、

大事なことで失敗しなければいいのだから、

まちがいや失敗をおそれてはならない

おれがいう大事なこととは、二度と立ち上がれなくなるかどうかということだ

意志と体力で支えきれなくなるかというときだ

 

他のまちがいや失敗は、 星の数ほどあったにしても、 少しもこわがることはない

まちがいや失敗から正しく学んでいくかぎり、自分を高めていけるからだ

まちがいや失敗を一つもしない人間は、結局、なんにもしなかったやつなのだ

口先だけで、何もできなかったやつなのだ

 

「いつも正しくあれ」と、おれはいわない

神様にも動物にもなれるのが人間だから

正しく美しいものに感動しながら、悪いことをまねるのも人間だから

喜びと悲しみを同時に受けとめることができるのも人間だから

いつ、どんなときにも

うんと喰って、うんとたれて、うんと眠るがいい

獣の眠りのように眠るがいい

そして、また力を合わせて働こう

 

「親に心配かけるな」と、おれはいわない

心と体が丈夫なやつほど、何かをしなければいられないやつなのだ

そうであるかぎり、何か、どこかで、親に心配かけるにちがいないからだ

親を喰らいつくして、思いっきり勇ましく生きてゆけ

 

幸せは祈って待ってるものじゃない

戦いとっていくものだ

自分の弱さや醜さと戦いながら、 目的と目標をしっかり決めて

それに向かって突進していくときに得られるものだ

それが自分を大切にすることだ

 

自分を大切にすることをためらうな

自分を大切にできないでいて、 どうして、人を大切にできようか

自分を大切にすることが、同時に人を大切にすることになる生きかたを

なんとしてでも見つけ出し、作り出さねばならぬのだ

それは、人間にだけできるのだ

それが、人間の権利であり、義務なのだ

 

そのように生きていったとき

おれたちのまわりにも、人間らしい人間がいることにきっと気づいていくはずだ

ほんとうの仲間もできるのだ

そのことが、そうして生きていくことが、 どれほど苦しく悲しく切なくても

自分の意志で選んだ道を

もうひき返さないぞと覚悟して、歩み続けていくならば

悲しみも、苦しみも、怒りも人間の誇りにかえていけるのだ

雨が降っても、曇っていても

見ろ、 雲の上には太陽がある

 

最後に、みゅあさんの健康をお祈り致します。

ご質問ありがとうございました。