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備えあればシリーズ〔2〕「うちはみんな仲良くて、もめごとなんか関係ないと思っていたのに」

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「うちはみんな仲良くて、もめごとなんか関係ないと思っていたのに」

 

イフコンサルタントの藤間徳行です。

 

 亡くなられた鈴木さん(仮名)のご家族は、自他共に認める仲の良いご家族でした。

お歳を召してからも、ご自身の相続については特にこれといったご準備もされていませんでした。たとえご自分に万が一のことがあって、家族みんなで話し合いの未無事に遺産分けを終えてくれるだろうから、特に準備の必要ないと思っていらっしゃったようです。

 相続人の状況としましては、奥様が既に亡くなられていたため、長男さん、次男さん、長女さんの3人で、みなさんご結婚されており、次男さんご家族が鈴木さんと同居しておりました。

 

 次男さんとしては同居されていたご自身がご自宅を相続し、預貯金については長安さん、長女さんと話し合って遺産分けするつもりでいました。日頃ご家族が顔を合わせる折にも「いつもお父さんの面倒を見てくれてありがとう。」とのお言葉を長男さんや長女さんからかけられていたこともあって、お互い暗黙の了解と思っていたのです。

 頃合いも落ち着かれ、遺産分けの話をする機会に次男さんよりその旨の意向を長男さん、長女さんに伝えたところ、鈴木さんの遺産をきっちり3等分してほしいという思いもかけないお答えが返ってきました。

 長男さん、長女さんの言い分としては、確かに面倒を見てくれたのはありがたいが、その分援助も受けているはずであり、遺産分けについては法定相続分どおり3等分するのが平等であるとのことでした。

 介護の実情を知らない長男さん、長女さんのお言葉に次男さんは憤慨し、遺産分けは折り合いがつかず、結局、ようやく遺産分けが終了したものの、それ以降関係が疎遠になってしまったのは言うまでもありません。

 もし鈴木さんがたとえ仲が良いご家族だったとしても、鈴木さんの想いを叶えるために、事前に何かしらの対策を打っておかれたとしたら、仲の良いご家族のままでいられたかもしれません。

 生前はご自身という大きな存在があります。ご家族もその点は十分ご承知だからこそ、まとまるところもあると思われます。ただ、ご自身に万が一のことがあった場合には、ご自身の存在はもうありません。今まで思っていたことが一気に噴き出してしまうということもないとは言い切れないと思うのです。

 相続によるトラブルを引き起こしてしまうようなリスクが多少なりともあるのであれば、そのリスクの回避に策を講じられるのは大変重要なことだと思うのです。

 どうか「うちに限って…」というお考えはぬぐい去っていただき、早急に対応をご検討いただきたいと思います。お元気でいらっしゃるからこそできることがあると思いますので。

 

どんなにかなしくても、

どんなにくるしくても、

長い坂道を登るのは、あなた一人じゃない。

同行二人。

 

 

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