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HELLO!カウンセリング〔26〕 発達障がいを持つお子さんの保護者の皆様へ

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「発達障がいとは何か」を知り「発達障がいにどう対応するか」を考える。

初めて障がいを持つお子さんの担任をして、ようやく発達障がいという言葉を知りました。不勉強な教員でした。障がいの名前と定義自体が難しいのです。

「発達障がい」に障がい名が入ります。教員には「〇〇とは何か」と理解する事と、「~という障がいにはどう対応するか」2つを理解し、その上で実践する力が求められます。

我が子の個性については、障がいをもつお母さんにかなわないのですが。

その1 ADHDとは日本語で何と言うのですか。

答えは注意欠陥・多動性症候群です。

文部省の最終報告では「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力及び、または衝動性・多動性を特徴とする行動の障がいで、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。」と定義されています。

判断基準は、「不注意な間違いをしたり」「注意を集中し続けることが難しい」という事です。

これだけでは、不注意な子どもの事としか理解できません。ところが、専門家からすると、キーワードは「注意欠陥」の理解です。これは、不注意の全く逆のことをさしています。

次に、ADHDを説明するために欠く事のできないキーワードは何でしょうか。

それは、「ワーキングメモリー」と呼ばれるものです。これは「作業記憶」と言われます。

「ある課題をするために、必要な情報を必要なだけ保持する記憶機構」と定義されます。ADHDの子どもはこの作業記憶が乏しいのです。これがわからないと「発達障がいにどう対応するか」という方向がつかめません。

そこで担任がとらなければならない指導方針は、

○指示は短く 一回でできる事は一つだけに区切る。

○そこまでできたらとにかくできた事をほめる。

○作業量が多い時は、わかりやすく手順を図示したりして失敗させないようにする

例えば

○まず教科書を机の上に出すこと。そしてほめる。

○指定されたページを開くこと。そしてほめる。

○問題の番号を確認すること。そしてほめる。

こうして成功体験を積み上げていく事です。家でも同じです。

ADHDの子にとって苦しいことは、「ちゃんとやる」「〇年生だから考えてやる」「がんばれ」といった抽象的な言葉なのです。 

 

このブログを読んで下さる皆様、いつもありがとうございます。

 

 

どんなにかなしくても、

どんなにくるしくても、

長い坂道を登るのは、あなた一人じゃない。

同行二人。

 

 

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