こんにちは!メグシィです!

カウンセリングルームメグシィと、発達支援ルームからあなたへ贈るブログです。

HELLO!カウンセリング

HELLO!カウンセリング〔27〕わたしの精神安定剤

今日もカウンセリングルームメグシィを訪ねて頂きありがとうございます。 今日は大事な肉親を亡くした時の落ち込みについて申しあげます。 非常に辛い気持ちになりますね。大事なお父さん、お母さん、旦那さんや奥さんを亡くした時は、「死別反応」と呼ばれ…

発達障がいをもつ子どもの母親になって

心理カウンセラーの水原里枝です。 私の次男はアスペルガーです。6歳の時から現在もコンサータという薬を飲んで精神を安定させています。 長男が生まれてから11年後に授かった子です。 1歳になった頃、「あれ、この子おかしい」回転するものばかりじっと見て…

HELLO!カウンセリング〔26〕 発達障がいを持つお子さんの保護者の皆様へ

「発達障がいとは何か」を知り「発達障がいにどう対応するか」を考える。 初めて障がいを持つお子さんの担任をして、ようやく発達障がいという言葉を知りました。不勉強な教員でした。障がいの名前と定義自体が難しいのです。 「発達障がい」に障がい名が入…

HELLO!カウンセリング〔25〕同行二人

四日ぶりにブログを書きます。 私達のカウンセリングルームメグシィには、メンバーが五人います。結成の時、約束を作りました。例えば『私達は「誠の道」からはずれないで仕事をしていこう』というのがあります。 様々な悩みや苦しみを抱えて、メグシィを訪…

HELLO!カウンセリング〔24〕 「むりしないでいいよ!」 ブラック企業での悩み

山形県の引きこもりは、1600人に上ります。 その内の何%の方が企業に就職した後で引きこもりになったのか、具体的な内わけは不明です。しかし、必ずブラック企業、グレー企業入社後に、引きこもりになった人もいると想像しております。 ブラック企業は…

HELLO!カウンセリング〔23〕障がいをもつお子さん周辺の寛容度

私は、人間年を取れば、皆が賢くなる、とは思っていません。残念ながら、年々偏狭になっていく方もいらっしゃるようです。在職中、勉強の目的、生きる目的を知ってほしいと思い、名詩を暗唱させておりました。さらに、保護者会の時も余計なお世話と思いなが…

HELLO!カウンセリング〔22〕奇跡的な事はたくさんあるものです

その学校に赴任したのは、三十代でした。一学年上に、筋ジストロフィーのB君がおりました。B君は、校内で車椅子生活でした。何年生きられるか分からないが、生きている間は精一杯生きていって欲しいというのが、お母さんの願いでした。私は、B君と同じ町担任…

HELLO!カウンセリング〔21〕核家族の不安

仕事一筋、バリバリの女性でした。「家を離れ」というよりは、家族との折り合いが悪く、キャリアウーマンとして都会で生きる道を選びました。男性と出会い、子供が一人出来ました。しかし、その男性とも縁がなく、子供を連れて離婚しました。子供を何とか育…

HELLO!カウンセリング〔20〕子どもからのサインを見逃さない2

あるお母さんから、突然電話がありました。 「うちの子の頭に、十円はげが見つかったんです。どうしましょう」ということでした。 新しいクラスになり、これからというときに、出だしの失敗なのだろうかと悩みました。 そのお子さんは、五年になって、初めて…

HELLO!カウンセリング〔19〕子どもからのサインを見逃さない

大人であれば、辛いことや苦しいことを言葉にして、周りの人に訴えたり、誰かに愚痴として聞いてもらったりすることができます。 しかし、心身の発達途中にある子どもたちは、言語表現の能力が低く、心理的な不調や、辛い状況を、「ことば」で上手に伝えるこ…

HELLO!カウンセリング〔18〕男の生き方

カウンセリングにいらっしゃる男性のお話の中に、父親に対する反発が感じられることが、多くありました。 酒癖が悪く、暴力をふるう。 気に入らないことがあると、家族に当たる。 母親とのいさかいになると、母を殴る。 よく、こんな父親と一緒にいて、がま…

HELLO!カウンセリング〔17〕 アスペルガー障がいのお子さんを持つお母さんの苦悩

A君が、一年生の時の事です。 天気の良い休日の午後にA君、弟、お母さんの三人で公園へ遊びに行きました。公園に着いて直ぐに弟がトイレに行きたくなり、お母さんは、弟をトイレに連れていきました。戻るとトイレの前で待っているように言ったA君の姿が無…

HELLO!カウンセリング〔16〕 遠田のかわ(は)ず・いざ生きやめも

カウンセリングの周辺から、HELLO!カウンセリングに題を変えました。これからもよろしくお願いします。 今日はローカルな話題です。 山形県立鶴岡病院から、金峰少年自然の家に向かう道を夕方から夜中にかけて歩いて行くと、不思議な感覚に襲われます…

カウンセリングの周辺〔15〕 障がいをもつ子のお父さんお母さんへ

一冊の本の一節が、私のそれまでの先入観を変えたという思い出があります。月刊誌「致知」2010年8月号106ページに、鈴木秀子氏の連載が載っていました。その中の一節です。鈴木氏は、茂木健一郎氏との対談をきっかけに次のように述べています。以下、長いの…

カウンセリングの周辺〔14〕 うつ病はハイリスク・ノーリターン・ハイダメージ

うつ病は、放っておいても自然治癒がおこる事はありません。それなのに「うつは心の風邪」と言われて、誤解を与える事が大きいです。うつは、誰でもなりうるという意味では、ある一面正しいとは言えますが…。 うつによって脳の神経細胞がダメージを受けてい…

カウンセリングの周辺〔13〕 「棘のないバラはない」

「バラの達人」と自称する家内が、庭にバラの苗を集め始めました。 その数28本。それぞれ、蕾のものから咲き誇っているものまで、競う合うように咲き乱れています。いや、乱れてはいません。秩序を守って、自慢する事なく咲いています。 学生時代、履修した…

カウンセリングの周辺〔12〕 別れの日まで

東風吹かば思いおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ (東風が吹いたら思い出しておくれ梅の花よ 私がいなくなっても春が来た事を忘れないで咲くんだよ(菅原道真公の和歌)) 昨日は天神祭、通称ばけものまつり(山形県鶴岡市)でした。大宰府に流され…

カウンセリングの周辺〔11〕 健康ってナニ??

どこの学校でも、心身の健全な育成ということを目標にしています。その心身の、健全な育成が渋った状態の一つが、うつです。 心の病から、脳の疾患へ変化して、もう戻れません。 そして死を選ぶ人がいます。うつの人たちは、自分の存在を否定します。この学…

カウンセリングの周辺〔10〕 「死にたもうことなかれ」

くれないの二尺のびたるばらの芽の 針やわらかに春雨降る。 これは、小学校の教科書に載っている詩です。バラの花が美しく咲く季節になりましたね。 この短歌を創った正岡子規という歌人は、大変な痛みを伴う脊椎カリエスという病気で亡くなりました。人間の…

カウンセリングの周辺〔9〕 カウンターパンチ

ADHDの子ども達は、どんなに叱られてもケロッとしていることが多いです。理由は、目の前のことに集中すると、直近の事を忘れてしまうという、ワーキングメモリーの容量に関係があるからです。 しかし、何回も同じことで叱られると、徐々にダメージが蓄積して…

カウンセリングの周辺〔6〕 祝婚歌

夫婦間のいざこざは、多岐に渡っています。浮気をした、夫の親族が、妻に向かって、「浮気をされる女にも、責任がある」と、男性の味方をする例もありました。いじめを受け、自殺した子供の親に対して、「いじめられる本人にも、いじめられる原因がある」と…

カウンセリングの周辺〔4〕

ありがとう うれしい たのしい しあわせ あいしてる だいすき ついてる この言葉のあふれる空間には、カウンセリングを受けなければならない人はいないはずです。 うつになる予備軍の人、うつになってしまった人のいる空間には、次のような人が近くにいるの…

カウンセリングの周辺〔3〕 特別養護老人ホームにて

五月十四日、十四時、マル(体重二.四キロ、身長四十センチ、♂)と一緒に、特別養護老人ホームに行きました。そこには、鶴岡市の動物病院の院長さん夫妻はじめ、ドッグスクールの先生(その方はオーストラリアケルピーという、オーストラリア生まれの犬を二…

カウンセリングの周辺〔2〕 特別支援学級で

ADHDという障がいをもっている児童がいました。私は、それまで、障がいを持つ子の大変さを全く知りませんでした。学校の中で、兎に角、泣くことがあっては、保護者の方に申し訳ないという気持ちで始まりました。 病院のドクターが、後々、保護者の方に「…

カウンセリングの周辺〔1〕 目には目を

中学校の歴史を教えていたとき、四月の学習範囲は、文明の曙という単元でした。 世界最古の法律書として、ハンムラビ法典を教えました。「目には目を、歯には歯を」という言葉の起こりです。それを学ぶことによって、「やられたらやり返す」という意識が植え…